境界の管理

境界標は自分で管理

永続性の条件を満たした境界標を設置したからといって、それで安心ということではありません。境界標は、人為的に動いたり、自然現象で動くものだと考えておいた方がよいと思います。

色々な事情によって境界標は、傾斜地では土砂が崩れて移動したり亡失することがあります。道路工事や電柱工事又はブロック塀の築造等により亡失することもあります。車に踏まれて動く場合もあります。更に、亡失しなくても盛土によって見えなくなることがあります。更に頭が欠けてしるしの矢印や十字印が分からなくなる場合もあります。

したがって、境界標はときどき監視しておくことが大切です。そこで、例えば、せめてオリンピックの年には境界標の状況を再確認すると、決めておくのはいかがでしょう。
若し、境界標が移動したり、亡失したのを発見した場合は、土地家屋調査士に相談して直ちに復元しましょう。

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『なぜ境界君そこへ動いた?』

境界標がなくて困った

12-1_a世間では、自分の土地は、登記されているから大丈夫と考えている人が多いようです。ところが現地に境界標が存在しないために、隣との付き合いが急に不仲となったり、あげくの果てに境界紛争を引き起こし、それが元で、一生つまらない生活に追いやられている人も多いのです。
紛争までに至らなくても、境界を決めるには、多くの労力と時間を費やし、経済的損失と精神的ストレスは計りしれないものがあります。

12-1_b自分の財産は、自分で管理するのが大原則です。大切な財産を他人に侵害されないためにも、永続性のある不動の境界標を設置し、更に登記所の登記簿と地図に現況を一致させ、自己管理を完璧にしておきましょう。
永久標識は、物理的にも、精神的にも大きい支えになります。
それでは、次の頁以降に境界標がなくて困った事例と境界標があって良かった事例を取りあげてみましょう。

『土地は境界標が守る。境界標は所有者が守る』

境界標がなくて困った事例境界標がなくて良かった事例

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